Impress iNTERNET magazine 6月号に記事が掲載

金がない時に買う月刊誌ほど恨めしいものはないですよ。記事は二つあります。
一つ目が「熱気に包まれたムネオハウス・イン・ザ・ハウス!」(p217)。筆者がインターネットウォッチのイベントレポート記事と同じですので、内容もほぼ同一です。
Webのレポートには無かったまとめ部分を抜粋。

ムネオハウスは日本で始めて大きなムーブメントとなった「コミュニティーが生んだエンターテイメント」である。そこにあるのは創りたい人と楽しみたい人が共通の枠組みの中で盛り上がりを築き上げたことである。
多くのユーザーを巻き込むのは、安易なブロードバンドコンテンツではなく、 -コンテンツからイベントまでが自然発生的に生まれる- コミュニティーベースのものなのではないだろうか?
停滞するネット業界に対する恫喝サウンドが鳴り響いたムネオハウスイベントは夜が明けるまで熱気に包まれていた。
西田隆一 「熱気に包まれたムネオハウス・イン・ザ・ハウス!」 『Impress iNTERNET magazine』 2002年6月号 (インプレス 2002) p.217

ま、無難っつーか普通ですな。
目玉はこちらです。「"ムネオハウス"ブームに見るコンテンツビジネスの未来 」(p229)。来ました!トップアナリストさんに分析して頂きましたよ!!事のあらましの紹介から、転送量問題を挙げて現状の多くのサーバースペースがブロードバンドコンテンツに対応できるインフラを持っていないことを指摘。そして

コンテンツビジネス界へのヒント

「祭り」である以上、一般的とも継続的とも位置づけられない今回のコンテンツだが、ブロードバンドのコンテンツビジネス界に対して多大な示唆をもたらした。
(中略)
つまり、今回のムネオハウスがC2C(Consumer to Consumer : 消費者間取引)モデルであり、インフラがボトルネックになったとするならば、インフラ事業者は新たに「C2B2C」という枠組みを構築して、この中間に位置するサービスを提供することに新たな商機を見出せるかもしれない。このC2B2CにおけるBは、必ずしもインフラサービスとは限らない。これはコンテンツの展開を図るポータルなど、広告関連業者の商機にもなり得る存在だ。
山科拓 「ムネオハウス"ブームに見るコンテンツビジネスの未来 」 『Impress iNTERNET magazine』 2002年6月号 (インプレス 2002) p.229

ってな意見から、幾つかアイディアを挙げて考察しております。個人的には楽しく読めましたよ。

備考

管理人は筆者の方から大変丁寧なメールを頂いたのですが、当時色々バタバタしておりましたもので、タイミングを失してしまい、お返事を送る事ができませんでした。
この場を借りて深くお詫びいたします。御免なさい。