辻元清美 テレビでの弁明 続報

辻元氏の“ワークシェアリング論”について、板倉教授は「寄付などの収入が少ないなら、それに見合った秘書の数で仕事をするべき。公設秘書への給料を、事務所運営にあてることなど法律では許されていない」と一刀両断。

地元からは辞職コールが相次ぎ、党関係者には涙をみせ、「何とか私を助けて」と泣きを入れているという。疑惑に開き直り、議員職にしがみつく構図は、自身が「疑惑の総合商社」と糾弾した鈴木宗男氏にソックリだ。

テレビでの釈明が完全に裏目に出た格好。

今回の真紀子氏の毒舌は24日午前、北京市内のホテルで同行記者団のインタビューに応じたもの。前日は中国のマスコミに「(小泉首相への)感謝の念は終生持つ」と敬意を表していた真紀子氏。この日も父親の故田中角栄元首相が植樹した桜を見物するなど、ご機嫌の様子だったが、やはり、外相解任の怨念(おんねん)は消えてはいない。
記者団から「小泉首相の政治姿勢はどう変わったか」と質問されると、真紀子氏は「ご恩は終生忘れない」と前置きしたものの、「福田康夫官房長官と力関係が逆転している」と、すぐさま戦闘モードに。
さらに、「国民の支持で首相になったのに、森前首相、福田氏、安倍晋三官房副長官がいる派閥のイージーなところに行き、すべての意思決定をそこでやっている。そこが古い。蜃気楼、ミラージュだ」と批判を展開、最後は「(小泉改革という)夢をばらまいた分、罪が大きい」と一刀両断に切って捨てた。
さらに、感情が高まったのか、自民党についても「体質は何も新しくなっていない。党組織は地方も中央も空回りしている。自民党の歴史的な使命は終わった」と完全に否定。「もう違うものが出てきた方がいい」とまで言い放ったのだ。

追記

辻元氏は24日には辞職は否定していたが、当初の説明の訂正に追い込まれたことを深刻に受け止める社民党内で辞職論が高まり、早期辞職でこれ以上の党や自らへの打撃を抑える道を選んだとみられる。

今日中に会見がありそう。→明日になる模様。