北海道新聞 「新党大地の自民接近で波紋」/ 露 北方領土で対テロ演習実施

新党大地鈴木宗男代表が4月の衆院道5区(札幌市厚別区石狩管内補欠選挙の対応をきっかけに、自民党に急接近したことで、道内各党に波紋が広がる。自民党は夏の参院選での選挙協力に向け、鈴木氏の長女貴子衆院議員(比例代表道ブロック)に民主党からの離党を促し、次期衆院選自民党公認で擁立する案も検討。自民と大地の連携が加速すれば、道内政界の構図にも影響を与えそうだ。

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ロシア軍東部軍管区は3日、クリール諸島(北方領土と千島列島)での「対テロ演習」を開始したと発表した。ロシア通信などが伝えた。
どの島で実施しているかには触れていないが、部隊が駐屯する北方領土とみられる。発表によると、砲兵やヘリコプター部隊が連携し、侵入した軍部隊を探索し阻止する訓練を行うという。(共同)<<

安倍首相 大地の支援を歓迎 / 辻元清美 自分を引き合いに甘利氏の参考人招致求める

安倍首相は2日、自民党下村博文総裁特別補佐と首相官邸で会談し、4月の衆院北海道5区補欠選挙について、「北海道で新党大地はかなり影響力があるので、支援はありがたい」と述べた。
地域政党新党大地」(鈴木宗男代表)は、自民党候補の支援を表明している。

民主党辻元清美役員室長は2日夜のBS日テレ番組で、かつて自身が秘書給与流用事件で議員辞職した後に国会に参考人として出席したことを挙げ、金銭授受疑惑で辞任した甘利明前経済再生担当相の参考人招致を求めた。「大臣を辞めても説明責任はある」と述べた。
辻元氏は平成14年3月に秘書給与の流用疑惑が発覚し、衆院議員を辞職。同年4月の衆院予算委員会参考人として出席した。辻元氏は15年7月に詐欺容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。

自民党が、民主党の鈴木貴子衆院議員(比例北海道)(30)を引き抜こうと秋波を送っている。
4月の衆院北海道5区補選や夏の参院選を念頭に、貴子氏の父で、北海道に地盤を持つ地域政党新党大地」の鈴木宗男代表との連携を強めたいとの思惑がありそうだ。
貴子氏は1月30日、北海道釧路市で記者団に、自民党への移籍について明言を避けながらも、「評価は率直にありがたい」などと語った。移籍のカギを握る宗男氏も同月31日、「(自民党の)期待感なり、それなりの評価ということで、ありがたく思っている」と記者団に述べた。
移籍問題の発端となったのが、昨年12月28日の安倍首相と宗男氏による会談だ。首相は北海道5区補選で自民党公認候補への支援を要請し、宗男氏も了承した。会談では、首相が「貴子氏を自民党で育てたい」などと言及したとされる。

菅義偉官房長官は1日の記者会見で、新党大地鈴木宗男代表が夏の参院選道選挙区で自民党候補の支援に前向きな考えを示したことについて「応援していただけるということであれば大変にありがたい」と述べ、歓迎する考えを示した。
自民党谷垣禎一幹事長も同日の会見で「ありがたいことだ。そういうこと(大地との選挙協力)を通じて、衆院道5区(札幌市厚別区石狩管内補欠選挙参院選の北海道での態勢をきちんとつくっていきたい」と述べた。
大地は5区補選で自民党公認候補を推薦。また伊達忠一自民党道連会長らから協力要請を受けている参院選道選挙区に関しても、鈴木氏は「伊達氏と認識は違わない」と述べている。<<

新党大地 参院選での自民候補支援表明 他

新党大地鈴木宗男代表は31日、伊達忠一自民党道連会長らから選挙協力の要請を受けている今夏の参院選道選挙区に関し「伊達氏と認識は違わない」と述べ、自民党候補の支援に前向きな考えを示した。対応については「情勢を見極め、3月に判断する」と語った。
伊達氏は「参院選の推薦をお願いしたら、鈴木氏は『分かった』と言った」と説明し、いずれも党公認で現職長谷川岳氏(44)と新人の柿木克弘氏(48)の推薦の内諾を得たとする受け止めを示した。鈴木、伊達両氏は共に札幌市厚別区内で記者団の質問に答えた。
また鈴木氏は、自民党が同氏の長女貴子衆院議員=民主党北海道副代表=に離党を促し、次期衆院選自民党公認候補として擁立を検討していることについて「それなりに期待感や評価があるのは非常にありがたい」と述べた。

新党大地鈴木宗男代表(68)の自民“合流”が確実になってきた。自民党が宗男氏の娘・貴子衆院議員(30)を民主党から引き抜いて、次期衆院選に擁立することを検討しているというのだ。
これに対し、宗男氏も「ありがたく思っている」と堂々と公言し、歓迎ムードだ。すでに、大地は7月の参院選の「前哨戦」といわれる4月の北海道5区補選で、自民党候補の和田義明氏を推薦することを決定。夏の参院選でも、自民党候補2人を推薦する方向だ。宗男氏は31日付のブログで、和田氏の事務所開きに出席し、あいさつしたことも明かしている。
「貴子さんは30日の民主党大会で議長として進行役を務めた。これは自民党に行かせないために、民主党が指名したのですが、時すでに遅し。“自民入り”は秒読みでしょう。大会では、北海道5区補選で民主党が擁立する池田真紀氏が壇上に上がりあいさつしたのですが、言葉も交わさず、異様なピリピリムードでした」(民主党関係者)
宗男氏は昨年12月、官邸に招かれ、安倍首相と会談。朝日新聞によると、宗男氏が「貴子を民主から離党させる用意はできている」と伝えたのに対し、安倍首相は「自民で育てたい」と話したという。すでにこの時から話はできていたのだ。
宗男氏は17年4月に公民権停止が満了となり、選挙に立候補できるようになる。貴子を自民党に入党させようとしているのは、娘のことだけでなく、自身の今後も見据えているからだ。
宗男氏が狙っているのは2019年に行われる北海道知事選です。宗男氏は、このまま民主党と協力していても、知事選で勝てるわけがないと判断した。自民党と組んで“ムネオ票”や“松山千春票”を確実に取り込めば、勝つ可能性は高いとみているのでしょう。しかも、現職で4期目の高橋はるみ氏は引退が濃厚で、チャンスなんです」(自民党関係者)
しかし、北海道の有権者は宗男氏の行動を認めるのだろうか。<<

鈴木宗男 自民の長女引き抜きを歓迎

地域政党新党大地」の鈴木宗男代表は31日、自民党が長女の鈴木貴子民主党衆院議員(比例北海道)を引き抜いて次期衆院選に擁立する検討を進めていることについて、「期待感なり、それなりの評価をしているということで、私はありがたく思っている」と述べ、歓迎する姿勢を示した。札幌市内で記者団に答えた。
安倍政権は、北海道政界や対ロシア外交に影響力を持つ宗男氏と接近を図っており、大地は4月の衆院北海道5区補選で自民党候補の推薦を決定。また、夏の参院選北海道選挙区(改選数3)でも自民党候補2人を推薦する方向だ。 (2016/01/31-16:24)

自民党内で、民主党の鈴木貴子衆院議員(比例北海道)を引き抜く案が浮上していることが30日、分かった。鈴木氏の父で、北海道で一定の影響力を持つ政治団体新党大地」の鈴木宗男代表との連携を強める狙いがあるとみられる。自民党関係者が明らかにした。
比例で当選した貴子氏は、国会法の規定で政党間の移動が制限されている。自民党は貴子氏が民主党を離党した場合、当面は無所属で活動してもらい、次期衆院選比例代表で擁立する案も視野に入れて検討を進めているもようだ。
安倍晋三首相は昨年末に鈴木宗男氏と官邸で会談している。

【釧路】安倍晋三首相が夏の参院選や次期衆院選新党大地との選挙協力を実現するよう自民党幹部に指示したことに絡み、民主党の鈴木貴子衆院議員(比例代表道ブロック)は30日、自らの民主党離党の可能性について「自分の考え、成し遂げたいことは変わることがない」と述べ、明言を避けた。釧路市内で記者団に語った。自民党は大地との選挙協力に向け、鈴木宗男代表の長女貴子氏の離党を水面下で促している。 
貴子氏は同市内で開かれた民主党道7区総支部の新年交礼会に出席。自民党との選挙協力に関し「私が発信した内容ではない」と説明。「野党第1党の気概を持って、誇りを持って、何があっても頑張ると決意を示していく」とも述べるなど、火消しに追われた。
これに先立ち貴子氏は、東京都内で開かれた民主党の定期党大会で議長として進行役を務めた。岡田克也代表は党大会後の記者会見で「貴子氏はわが党の議員で非常に優秀な、私も期待している人。(現段階では)コメントはしない」と語った。同党北海道の佐々木隆博代表は東京都内で記者団に「(鈴木氏が)われわれと話してきたこととあまりに違うから困惑している」とし、近く貴子氏から事情を聴く意向を示した。

4月12日告示、24日投開票の衆院北海道5区補選(札幌市厚別区石狩管内)。参院選の前哨戦として全国的に注目される中、自民党から出馬する新人の和田義明氏(44)の合同選対本部は札幌で、無所属新人の池田真紀氏(43)=民主党北海道推薦=の池田まきネットワークは千歳で、いずれも1月31日に事務所開きをした。投票まで3カ月を切り、戦いは本格化している。
和田氏の合同選対本部事務所開きは自民党道連、党第5選挙区支部、和田義明連合後援会が和田義明事務所(札幌市厚別区)で開いた。
党関係者や管内の首長、道議、支援者ら約350人が詰め掛けた。神事に先立ち、新党大地鈴木宗男代表が和田氏に推薦状を手渡した。伊達忠一合同選対本部長は「(補選は)党の命運を懸けた選挙。何としても負けるわけにいかない」と気勢を上げ、同党総裁特別補佐の下村博文衆院議員も「党が総力を挙げて勝利に向け支援します」と激励。山口幸太郎千歳市長も管内首長を代表してマイクを握った。
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自民党 新党大地と連携へ 民主・鈴木貴子氏の離党視野 他

安倍晋三首相が、夏の参院選や次期衆院選での新党大地との全面的な選挙協力を実現するよう自民党幹部に指示したことが分かった。複数の政府・自民党関係者が29日、明らかにした。大地の鈴木宗男代表が4月の衆院道5区(札幌市厚別区石狩管内補欠選挙自民党公認候補の支援を表明したことを受け、継続的な連携が可能と判断した。選挙協力に向け、自民党側は鈴木氏の長女貴子衆院議員(30)=民主党北海道副代表=に離党を促し、次期衆院選自民党公認候補とすることも検討している。
自民党茂木敏充選対委員長らが鈴木氏と水面下で接触しており、伊達忠一参院幹事長も29日、国会内で鈴木氏と会談した。民主党選挙協力してきた大地が自民党との全面協力に転じれば、道内政界に大きな影響を与えるのは必至だ。
関係者によると、首相は昨年12月28日に官邸で鈴木氏と会談した際、貴子氏を評価していると伝えた上で「ぜひ(自民党で)育ててみたい」と持ちかけた。自民党は来週にも開く道ブロック両院議員会で本格的な党内協議に入る見通し。
貴子氏は現在2期目。2014年衆院選では民主党候補として道7区(釧路、根室管内)で自民党伊東良孝氏(67)に敗れ、比例代表道ブロックで復活当選した。自民党内では貴子氏が民主党を離党した場合、次期衆院選は比例単独1位で処遇する案も浮上している。
国会法は比例選出議員の既存政党への移動を禁じており、貴子氏はすぐには自民党に入党できない。このため自民党側は貴子氏が民主党を離党して無所属議員になった場合、自民党との統一会派への参加を呼びかけることも想定している。

町村信孝衆院議長の死去に伴う4月の衆院道5区(札幌市厚別区石狩管内補欠選挙で、新党大地鈴木宗男代表は29日、支援を表明していた自民党公認で町村氏の娘婿の和田義明氏(44)を新党大地として31日に推薦することを決めた。
自民党道連と党道5区支部が31日に厚別区内に設置する合同選挙対策本部の事務所開きで、正式に伝達するとみられる。鈴木代表はこれまで5区補選の野党共闘に関し「共産党が入った統一候補はあり得ない」と説明してきた。9日には「人物本位で判断するしかない。(和田氏は)民間出身で国際感覚も備え、期待できる」として、和田氏を支援することを明らかにした。<<

萩生田官房副長官、ロシア外相発言に不快感 / ムルアカ氏 天竺鼠川原のトークイベントにゲスト出演

萩生田光一官房副長官は27日午前の記者会見で、ロシアのラブロフ外相が北方領土問題解決を平和条約締結の前提とする日本政府の立場を否定する見解を示したことに、「第二次世界大戦の結果、あたかも北方四島がロシアの領土となったかのようなロシア側の主張は全く受け入れられない」と不快感を示した。
萩生田氏は「条約締結交渉の中核はまさに北方四島の帰属、すなわち領土問題そのものだ」と強調した。

昨日1月26日、トークライブ「『舌錬(たんれん)』 〜我、舞台にて多数のゲストを初めて知る也〜」が東京・吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて行われ、天竺鼠・川原が出演した。
「舌錬」は、次世代を担う芸人が己の話術を磨くために、舞台上で初めて知るサプライズゲストとトークを繰り広げるライブ。2日連続で実施され、前日には平成ノブシコブシ吉村が挑戦している。
(中略)
続いて姿を現したのは、政治家・鈴木宗男の元秘書として知られるジョン・ムウェテ・ムルアカ氏。身長2メートル越えのムルアカ氏に川原は唖然とし、10秒ほど沈黙のままお互い見つめ合う。トークでは、今まで数々の国を訪問してきたというムルアカ氏に、川原が「今まで行って一番面白かった国は?」と質問。ムルアカ氏は「タンザニア」と回答し、その理由を「何もないから。何もないのが一番面白い。草原の景色とか風の音とかを楽しめる」と説明するが、川原はその価値観が理解できず、思わず「俺は今、東京で誰としゃべってんねん!」と声を荒げていた。
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ラブロフ外相「平和条約は領土問題と別」/ 鳩山由紀夫の車囲んだ疑い 右翼団体会長ら逮捕

【モスクワ=黒川信雄】ロシアのラブロフ外相は26日、モスクワの露外務省で会見し、日本との平和条約交渉について、「領土問題の解決と同義ではない」と述べ、北方領土問題の解決を条約締結の前提とする日本政府の立場を否定する見解を示した。平和条約交渉は継続するが領土問題は存在しない、と述べたに等しく、日本側の強い反発を招くのは必至とみられる。
ラブロフ氏は、1956年の「日ソ共同宣言」を重視する考えを示した上で、宣言で「平和条約の締結後に色丹、歯舞両島を引き渡す」としている点に触れ、「条約締結後に(色丹、歯舞を)返還するのではなく、善意の印として引き渡しが可能だとしているに過ぎない」と主張した。
さらに、平和条約交渉についても「第二次大戦の結果を認めることなしに前進することはできない」と述べ、北方四島が大戦の結果としてソ連領になったとするロシア側の主張を受け入れるよう日本に迫った。
ラブロフ氏はさらに、平和条約がない状態でも両国間の経済活動が発展しているとの見方を示し、平和条約締結によって両国の経済関係が一層発展するとの日本側の主張を牽制(けんせい)した。
また、日本が国連安全保障理事会常任理事国入りを目指すのであれば「よりバランスを持たねばならない」と語り、米国に追従する外交姿勢を改める必要があるとの認識を示した。日米の同盟関係にくさびを打つ狙いがあるとみられる。

【モスクワ時事】ロシア政府は25日、北方領土択捉島で8月6日から9月3日まで、政府主催の愛国集会「全ロシア青年教育フォーラム」を開くと発表した。択捉島での開催は昨年に続いて2回目で、規模を拡大する。
学生や愛国青年活動家ら若い世代が対象で、ロシアによる北方領土の事実上の支配を強化するのが狙い。プーチン政権は9月18日の下院選を前に、国民の愛国心を高める効果も期待しているとみられる。
昨年8月に開かれた前回は、同22日にメドベージェフ首相が出席。日本政府の中止要請にもかかわらず、択捉島を訪問した。今回も政府要人が現地入りすれば、プーチン大統領の訪日を模索する日ロの関係に悪影響を及ぼしそうだ。
発表によると、期間中、3グループが交代で択捉島に上陸する。各グループは100人で構成され、前回は2回にわたり計200人が参加。今回は1.5倍の計300人を受け入れるとみられる。 
終盤の9月2日はロシアの事実上の対日戦勝記念日プーチン政権が北方領土支配の根拠とする「第2次大戦の結果」をフォーラムで誇示し、日本の領土返還要求をけん制する可能性もある。(2016/01/26-09:48)

ダボス(スイス) 25日 ロイター] - ロシアのトルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は25日、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)の漁業開発で外資を誘致する考えを明らかにした。
日本企業に優先権を与えるが、日本企業が名乗り出ない場合、別の外国企業を受け入れる方針だという。スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場で述べた。
同氏は「クリール諸島を迅速なペースで開発したい」と強調。「漁業や養殖業に理想的な状況だ。日本企業を誘致し、合弁事業で優先権を与える用意がある」と説明した。
同時に「日本企業がこれを辞退するなら、われわれと協業する意志のある別の企業を探す。他の海外投資家が大きな関心を示す可能性がある」と述べた。農業に関しては、中国との協力も検討しているという。
日本はロシアの領有権承認につながる行動を避けて、過去にこうした提案への関心を示したことはない。

鳩山由紀夫元首相が乗った車を街宣車で取り囲み進行を妨げたとして、警視庁公安部は26日、威力業務妨害容疑で右翼団体司山会会長楠誠容疑者(53)=栃木県小山市西黒田=と長男で同会構成員の忠重容疑者(23)=同=を逮捕した。同庁によると誠容疑者は認否について「言わない」と話し、忠重容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年10月4日午後5時ごろ、東京都千代田区神田小川町の交差点付近で、十数人の右翼団体構成員と共謀。鳩山元首相が乗った車を街宣車12台で約10分間にわたって包囲するなどし、進行を妨害した疑い。
公安部は、最初に行く手を阻んだ街宣車に乗っていた両容疑者が事件を主導したと判断。他に関わった構成員についても捜査する。(2016/01/26-13:16)<<